壁紙の張替えは、比較的手軽に行えるリフォームです。
室内前面でなくても、アクセントとして一面、汚れた壁だけ、と限定して張替えることも可能です。
現在は汚れにくく、ニオイがつきにくい加工がされた壁紙もあるため、より快適な生活につながるでしょう。
■ いつ張替える?
壁紙の耐用年数は約10年と言われているので、張替えもこのタイミングで行うのがいいかもしれません。
ただ、普段からタバコを喫煙されている方がいたり、場所によって日当たりが良かったりすると、10年より早い段階で交換が必要な状態になるでしょう。ヤニや日焼けは壁紙を変色させ、見た目を悪くさせてしまいます。
なお、このような劣化が見られなくても気分を変えるために、模様替えの一つとして行う方もいらっしゃいます。
■ 壁紙の種類
・ビニールクロス
多くの住宅で採用されている壁紙です。
塩化ビニルを使用しているので汚れにくいほか、壁紙のなかではリーズナブルな価格で提供されています。
加工しやすいことから、消臭機能や抗菌性を備えた便利なものも多数あり、住環境にぴったりのものが見つかるでしょう。
耐水性があるので、キッチンやトイレなどの水回りにおすすめです。
・紙クロス
パルプを原料とした洋紙のものや、コウゾ・ミツマタの和紙、あるいはケナフなどの非木材紙などの壁紙です。
柔らかな風合いがあるほか、海外製のものはデザイン性の高いものが多いです。
水に弱いですが、化学物質を放出しないので、ほっと一息つける優しいお部屋になるでしょう。
・布(敷物)クロス
麻・木綿といった天然繊維や、レーヨン・ポリエステルなどの化学繊維を使用した壁紙です。
透湿性があるので、湿気を防ぐことができます。
ホテルのロビーや結婚式会場などでよく見られるので、高級感のある仕上がりをお求めの方にぴったりです。
・珪藻土、漆喰クロス
珪藻土や漆喰を使った壁紙です。
珪藻土は無数の穴が空いているため調湿性があり、湿気を吸い込む・放出する機能があります。
漆喰クロスは、漆喰を実際に塗るよりも手軽に施工が可能なので、漆喰の風合いを求める方におすすめでしょう。